2012年1月29日 友の会臨時会 鉢づくり研修会 勝華園の盆栽のお客さんで、陶芸を研鑽されてこられた 小鉢作家の碧祥先生(筒井 敏勝)さんに お願いして、盆栽鉢づくりを楽しみました! |
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研修会開始前、筒井さんは様々な道具とともに研修予定人数以上の サイズを整えた土を準備し、運び込んでくれました。 発泡スチロールのリンゴ箱に、1人ずつ小分けした材料を、 乾かないようにして、持って来てくれました。 これを作るのに、まず1日かかるそうです。 |
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2012年 2月27日 鉢作り講習例会より、ほぼ1月、 その後、碧祥さんにより管理から薬つけ、 そして焼き上げ完成までしていただいた鉢が出来上がってきました。 ここをクリックして作品をご覧ください。 |
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天目 、うまく釉薬がのっていますが、こう上手くいくのは、難しいそうです。 先生の作品で、碧祥の釘落款を入れておられます。 |
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講師の、小鉢作家の碧祥先生(筒井敏勝さん)です。 道具を1人ずつに準備中です。 |
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このような道具です。 この他に細長いナイフがあり、鉢の高さを決めるときに使いました。 |
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下の鉢は、盆栽仲間の中島さんが、 35年ほど前に何度も鉢作りにチャレンジして作ったそうです。 湧泉鉢をイメージして作ったそうです。 時代がのってしっかりとキンズを支えています。 |
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いよいよ、研修会の始まりです。 今日は、用意してくださった材料で、長方鉢作りを教えてくださいます。 仕上がりが幅12cm、奥行き11cmほどの使い勝手の良いサイズです。 深さは、3.5cm〜4.2cm(一割ほど縮むそうです) 釉薬は、白釉か天目釉のどちらかでお願いすることにしました。 |
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たたら作りでの制作だそうです。 壁になる板などは、ロクロでしっかりと練り上げてつくっていただいたものを利用します。 この過程もするのなら、あと一日長くかかるそうです。 |
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壁として使うのは、長さ16cmと14cm、厚さは分厚い方で1.5cm。分厚い方に底の板がくっつくのです。 別に用意された、ビン入りの泥状の土を筆でのせて、くっつけます。両方の面に塗っておきます。 |
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はみ出しても、後からの作業で始末できます。 皆さん、黙々と作業に励みます。 筒井さんが、皆さんのでき具合を見ながら、修正してくれます。 |
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準備されてあった底板に、泥を塗ります。 もちろん、壁側の接着面にも塗ります。 くっつけて、均一に力を加えて、圧着します。手で軽く押さえた後、 木の板で、全体に力をかけて押さえます。 |
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底板が大きめなので、ナイフで切りそろえます。 |
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画像にありませんが、別の土のかたまりを小分けして、 両手でのばし「ひも」を作ります。 太さ4〜5mmのものを内側の接着面(底と壁、壁と壁)に置き、 道具の尻の丸い部分などで押しつけます。 ぬらしたスポンジで軽く整え、でこぼこを無くします。 |
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次の作業は、鉢の壁の高さを決めて、切っていきます。 ここでは厚さ7mmの板を6枚重ねたもので壁の高さを4.2cmに整えます。 端が崩れやすいので、慎重に! この後も、端の始末に結構悩まされます。 |
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親方、ずれないように押さえています。 余計なところに力が入ります。 |
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このあたりから、それぞれの個性が大きく出てきます。 そして、難しくなります。 物差しを当てて壁の外側を削っていきます。少しずつ、・・・。 まずは、5〜8mmほど底に近い部分を削ります。 斜めに削っています。 のせた板の端に合わせて削ったり、次のように立てて削ったり。 削る向きや、厚さを変えて少しずつ、少しずつ。 |
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力が入って、底板の厚さにムラができています。 端が丸くなってしまいがちです。 少し、外にふくらんでいるほうが、焼き上がった時にうまくいくようです。 |
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いよいよ内側を削って整えます。 全体が同じ分厚さになれば、 焼いていく過程でのゆがみができにくくなります。 手の感覚で、何度も厚さの違いをさぐります。 チョコレートでも削っている気分です。 バレンタインデイも近いのですが、今日はみんな男性ばかりです。 |
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このあたりで昼食をはさんで、 筒井さんが講習中に作ってくれていた 高台をつけていく作業です。 先に、丸い筒状の道具で、鉢穴を空けます。 落款を入れるのも、このときです。 高台をつける位置を確認します。高台は、幅広に用意されています。 内側は削るので外側を合わせて、 できあがりをイメージしながら位置を決めます。 位置が決まれば、針で印をつけます。 |
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つける部分を針で筋がつくように削ります。 泥を塗って、接着です。 内側は、底の薄い部分ですので、あまり強く押しつけられません。 外側は軽く整えて、 内側で足の太さを整えます。 針金を通す小さな穴を開けます。足のすぐそばが良いようです。 中島さんは、段足に仕上げました。隅切りも引き締まったようすです。 |
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ここから先は、筒井さんに持ち帰ってもらって、 ゆっくり乾かした後、素焼きをし、 各自が希望する釉薬をかけてもらって仕上がりです。 3月例会には、仕上がりを見せてくれます。 楽しみです。 |
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