第１１回勝華園友の会秋の盆栽展

2007年１月例会

　２００５年３月（今回例会の２年前）例会であみだくじで決めた自分の真柏、その後２００６年春に続いて、この１月例会で再び整枝作業を行いました。

　作業内容は、
　①前回かけた針金をすべてはずす。
　②幹肌をワイヤーブラシでこすってはがれた皮などをきれいにする。
　③枝もとに残っている葉（将来枝にはなれないもの）を抜いて、陽が入りやすくする。
　④針金をかけ直す。（今回は、アルミ線）

　作業を終えた樹は、針金かけでからだを縛られ循環が悪くなっているので、しばらく霜の当たらない室で回復させてから、外に戻します。

早朝の冷え込みで、外の棚ですごす真柏素材も霜で白くなっています。この後、勝さんが軽く水をかけて霜を除いてくれました。小さな素焼き鉢のほうは、２年前の改作で地上部分を強く切りつめたので、それに見合った分の地下部分（根）を止めました。そうしないとバランスの崩れによって、杉葉（すぎっぱ）が多く出て、本葉に戻りにくくなるからです。大きな鉢のほうは、あまり止めていない物、作業をしていない物です。（もっと太らせたいと考えての選択です。）

	園主と勝さんが、廻って針金かけの指導をします。 ①基本は、枝１本をあけて２本の枝に針金をかける。 ②下枝から始める。 ③その枝すべての葉まで針金かけをしてしまう。 ④枝に厚みをつけるために、枝もとの葉を上にかぶせる工夫をする。・・・　etc. しかし、わかっていない人、無視する人、会員さまざま・・・・。そして、前年のくちなし改作と同様、作業中は真剣ですね。いつもおしゃべりな会ですが、黙々と作業をすることもあるんですね。
次の各画像をクリックして、整枝による、姿の移り変わりをご覧ください。

Ａ　鎌倉さん整姿

Ｂ　寺尾さん整姿

Ｃ　根来さん整姿

Ｄ　盛岡さん整姿

Ｅ　種田さん整姿

Ｆ　藤川孝広さん整姿

Ｇ　田中さん整姿

Ｈ　戸田さん整姿

Ｉ　橋本さん整姿

Ｊ　藤川弘之さん整姿

Ｋ山中さん
０７年初めて整枝

Ｌ　丸岡さん
07年初めて整姿

Ｍ　山本さん整姿

Ｎ　太田さん整姿

Ｏ　日下部さん整姿

Ｐ　鎌塚さん整姿

Ｑ　谷端勝さん整姿

（２００５年、真柏）
園主と埼玉県の重ちゃんの好意により実習用素材をきわめて安価で仕入れてくれました。
その素材を、あみだくじによる抽選で会員に割り当て改作にかかりました。
５月の薫風盆栽展（勝華園友の会第１２回盆栽展示会）で、仕上がりのようすをご覧いただきます。

みんな、いつもより早い出足。でも、すべて早い者勝ちではありません、あみだくじで持ち主を決定。さて、いい樹が当たったかな？


「今日１日では、仕上がるわけないよ。」と、言っていたのに、・・・。みんな、黙々と、ブチ切り始めた。やっと自分の樹に一区切りがついて、まわりを見始めるベテラン会員たちのアドバイスで、初心者・初級者も樹をさわり始める。でも、このようすを勝華園スタッフは知らず、だいぶ進んでからの登場となった。




かなり切り込んだので、バランスがくずれて杉葉がでるおそれがある、そこで根の方も切り込んでの植え替えをする。二人ほどは、まだ伸ばして太らせるために、植え替えはしなかった。	戸田くんも。助っ人に登場。
ツルウメもどき、少し枝がしびれていて、欲しいところに接ぎ木をしています。
次の画像は、整姿前のようすです。　整姿後のようすを公開しています。是非、ご覧ください。３月例会では、９点が整姿されました。ほとんどの会員は、今回はおおまかな整姿のみで、役枝の充実を待ちます。
２００５年５月２１，２２日　薫風盆栽展では、改作前の写真と一緒にご覧いただきました。今後も追跡しますので、ぜひご覧ください。

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