勝華園友の会２月例会

２００６年９月例会　くちなし素材の整姿講習（２００６年９月３日）

　９月例会は、園主に用意してもらったクチナシの素材の整枝作業を学習しました。今回は園主が講師となり、素材の裾葉（すそば）をすべて取り、針金をかけてしつけするところまでの作業です。

　整姿できた樹は、春秋に開催します展示会の折に見ていただけますので、ぜひお越しください。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　会員それぞれの作品の変遷をご覧ください
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　素材に番号を付けて、会員はあみだくじで自分の樹を決めました。それぞれが素材の良さをどう活かしていくかが課題です。

　上の画像は、素材の一つ。根上がり素材です。ほとんどの枝の元は仕付けしてあります。根上がり素材の作者と、枝を決めた作者が違っていて、幹流れの裏表と、枝仕付けの裏表が違うものもあります。
　

　さあ、園主の説明を聞き、いよいよハサミが入ります。先の３，４枚の葉を残して裾の葉をすべて取ってしまいます。

　裾葉を取ることにより、
①針金をかけやすい。②中にも光が入り、芽が多く出る。などの効果があります。

先に葉を残すことにより、その枝の成長を促します。太りと枝もとの芽の出が保障されます。

　大胆に葉を取り除く人、おそるおそる切っていく人。会員の個性が見えてきます。
　
　丸岡さんは、松盆栽を育てたくて、今年会員になりました。雑木はあまり持っていませんが、皐月盆栽を長い間趣味にしていて、消毒、水遣りはお手の物。針金かけもセンスがよいと園主の太鼓判。

　中学生の頃から盆栽を趣味にしている橋モッチャンは、プロ顔負けのなかなかの目利き。今日はのんびりと作業。

　針金をかけます。枝元にしっかり針金を固定しないと、グラグラ動いて、つながった2本の枝が同時に動いてしまいます。

　それと、葉を取ったあとを針金で押さえつけると、芽の出が良くありません。繊細な感覚が要求されます。↓　　同じようにかけていても、上手・下手が結果として顕れてきます。

会員の素材の成長を今後も追跡します。
次の画像をクリックしてそれぞれの樹のようすをご覧ください・


丸岡さんのクチナシ	太田さんのクチナシ	鎌倉さんのクチナシ

田中さんのクチナシ（未整枝）	裕之（園主）さんのクチナシ	橋本さんのクチナシ

奥山さんのクチナシ（未整枝）	根来さんのクチナシ	谷端勝さんのクチナシ

山中さんのクチナシ	盛岡さんのクチナシ	鎌倉さんのクチナシ

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