2013年 2月16,17日(土、日)
 勝華園友の会 親睦旅行

 

16日朝8:30勝華園発。奈良の仲間と法隆寺ICで合流。凍える西名阪を通ると三重に入ったところで猛烈な横なぶりの雪、レンタカー料金をけちったためノーマルのタイヤ。一気に道は白くなる。

 なんとか名阪国道を抜けて、東名阪へ。ここでもけっこうな雪。鈴鹿山脈を越えてきた雪に悩まされる。しかし、愛知県にはいるとまあまあの天気に。風はあいかわらず強烈!!高い高架の道となる伊勢湾岸道で車は横に揺れる。

 東名自動車道とのジャンクションを過ぎて、豊田東ICで下りる。

 いよいよ岡本吉祥園は近い。田んぼや畑の続く、のどかな道を進むとなつかしい岡本吉祥園園主が玄関前に立ち迎えてくださる。
岡本吉祥園


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2004年1月に親睦旅行で一度訪問しました愛知県豊田市畝部西町薮下にある岡本吉祥園は、岡本吉充さんが園主。

 数多くの改作中の樹があり、手入れの行き届いたようすがみられます。以前に比べて、小品が増えた印象を持ちましたが、中品、大型盆栽もたくさん。見ていて飽きません。

 この日、八房系の黒松の手入れをされていた園主のおつれあいも、手入れの腕はすばらしいと谷端勝爺さんが語っていました。

またこの日は、お客さんがご自分の樹の手入れを熱心にされていました。

愛知県 萬松園


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 愛知県 萬松園さんは、柿(幸田の筆柿)の産地、西尾市平原町稲荷にあります。園主は天野 忍さん。家族で運営されています。

 以前は、大型盆栽を大きく扱っておられたそうですが、今は小品盆栽が中心です。広い園内には、ほんとにたくさんの小品盆栽が育てられていて、ほとんどの樹に値札が付けてあります。今の季節、濃い硫黄合剤がかけられていて、ほとんどの樹が真っ白な状態です。

 盆栽業者が100店以上も集まっての市が定期的に開かれていて、そのたびに業者が目をつけた樹を買っていくようで、素人の私たちが掘り出し物を見つけるのは難しいようです。
 
 園に着くと、迎えにでていただいたにもかかわらず、友の会メンバーは早速盆栽の棚の見学です。


 克彦さん

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 愛知県西尾市の海岸に近い一色町松木島西友に伴 克彦さんの盆栽園があります。
 
 着くとすぐに、暖かい部屋に案内していただいたり、園主のおつれあいが、玄関先におうす(お抹茶)を点ててくださったりと、寒風に震える私たちを迎えてくださいました。

日間賀島

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 伴さんと別れて、一路知多半島を南下。片名漁港(新師崎)に車を置き、海上タクシーに乗り換えて日間賀島に渡り、金華荘へ。

 この日は、名産のフグとタコをいただきました。

 2日目は、知多半島に戻り、豊浜魚ひろばで、海の土産を買って、今日の目的地常滑にへと向かいました。
渡辺一弘さん


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 まず、渡辺一弘さん(壱興造記の落款で有名)の工房を訪問しました。天場を飾る小品の松柏に合う鉢作家として、また、さまざまな色の釉薬がかかった鉢も人気です。

 無理をお願いして、鉢作り体験をさせていただきました。この時期は寒く乾きにくいので、昼飯を挟んでの体験でしたが、なんとか、紐作りからの丸鉢を作り、各自好き勝手に釉薬の種類をお願いして、一弘さんと別れました。

中野 行山さん

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 友の会会長さんが懇意にしている中野行山さんも常滑の鉢作家。

 大型から中型の鉢を多く作っておられて、皐月盆栽の世界では有名な鉢作家です。

 最近は、ご自分が以前に作られて世に出ていた鉢を買い戻すことも多いそうで、工房には時代の乗った素晴らしい鉢が飾られています。
磯村商店


(相羽鴻陽作)
 この旅の最後は、常滑焼き団地(常滑市金山上砂原)にある磯村商店でのお土産購入。
もちろんここでは、常滑の著名な鉢作家の作品、すべてが見られます。

 参加できなかった会員さんに、お土産の鉢を購入しました。
今回は、参加人数も少なくバスをチャーターせずに園主に運転をまかせて10人乗りのレンタカーでの旅行となりました。

 園主は夜の宴会以外は一滴もアルコールを飲めず、2日間たいへんにご苦労をかけました。夜も早々にいびきを始めた園主、残りのメンバーは深夜2:30頃まで交流を深めることができました。

ただ、やっぱり車の中でも交流が難しく、退屈な車中となったのではないでしょうか。(まあ、みんな疲れて移動中は眠っていたのかな?)


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岡本吉祥園

















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萬松園







柿の産地として有名な地にあります。
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さん










お茶をいただき、ホッとするひとときを。
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観光タクシーで日間賀島へ














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渡辺 一弘さん






紐作りでの、鉢作り講習をしていただきました。



一度作った鉢を半分に切って、底や側面の分厚さの違いを見せてくれました。
さあ、やってみましょう!
















この後、昼ご飯をご一緒してから足をつけて、
後は一弘さんに釉薬かけをお願いして、お別れしました。

中野行山さんの工房へ
(あまり写真を撮っていませんでした)

お持ちの盆栽も、行山の鉢に入れてもらって、いいですね。おつれあいの樹や山野草もありました。
お連れ合いの絵付けされた鉢もなかなかも見応え!


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